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2009年2月 2日 (月)

メキシコの麻薬事情、かつてのマフィアの世界だよ~ん

 [クリアカン(メキシコ) 27日 ロイター] メキシコ北西部に暮らすティーンの少女たちは「麻薬妻たち」の豪華な生活に圧倒され、幻惑されている。「麻薬妻たち」は美容室でぼんやりと過ごし、デザイナーの洋服を身にまとい、指にはスワロフスキーのクリスタルを付けて輝かせているからだ。

 シナロア州では毎年多くの美人コンテストが行われるが、そうしたコンテストに出場する地元の人々の伝説的な美しい外見は、豊富な財力を持つ麻薬密売人たちの目にも止まる。麻薬密売人たちはしばしば、そうした女性を誘拐し、山間の隠れ家に連れ去ることもある。

 シナロアの少女にとって、将来の選択肢はそう多くない。有名な麻薬密輸関係者に出会うことは、計り知れないほど裕福な暮らしの始まりを意味する。豪華な邸宅、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)、スパで過ごすゆっくりとした時間、最高級の値札がついた洋服であふれたクローゼットのある暮らしだ。

 しかし、犯罪組織の世界に吸い込まれる危険も増える。カルデロン大統領による軍隊を投じた麻薬取り締まり強化は新たな縄張り争いを誘発し、殺し屋は昔ながらの「ルール」を無視し、敵対する組織メンバーの妻やガールフレンド、子どもたちも殺害する。

 麻薬組織に関わることがどんなリスクを負っているのかを思い起こさせる事件では、美人コンテストの優勝者「ミス・シナロア」が先月、麻薬密輸人である交際相手の男と、銃と現金でいっぱいのトラックに乗っているところを逮捕された。

 その数日前には、麻薬密輸組織トップの元愛人の死体が車のトランクで見つかった。死体にはライバルのギャング組織の殺し屋部隊のマーク「Z」が残っており、胸や腹部、でん部がナイフで切り込まれていた。

 モデル・エージェンシーのディレクターをしているホアン・マヌエル・アルバラド氏は、州都クリアカンにあるトロフィーや写真が所狭しと並べられているオフィスで「そういう人々と関わるのは危険だ。きれいな女性の誰しもに危険が待っている」と語った。

 シナロアの人々は、自分たちの美しい外見はドイツ人やフランス人、ギリシャ人などと混血した祖先から受け継いだとしている。またシナロア州は「麻薬王」たちの手荒な話にもあふれており、少女たちを村から連れ去ったり、大牧場で開かれるパーティに誘い込んだり、拳銃を突きつけて誘拐さえするという。

 メキシコでは昨年、麻薬絡みの事件で約5700人が命を落としたが、殺害される女性の数が増しているのは新たな現象だ。

 アルバラド氏は「私は彼女たちを個人的なイベントや牧場に絶対に行かせないし、携帯電話の番号も渡させない」と3人のモデルたちに保護するような視線をやりながら話した。

 外に出れば麻薬組織の存在は明らかだ。光り輝くSUVの窓は着色ガラスがはめられていてプレートはない。隠れ家が点在し、地元の人たちは、整形外科クリニックや豪華なブティックなどのビジネスは、資金洗浄のためだという。

 <麻薬でぜいたくな暮らし>

 最も人目を引くのは、「麻薬戦争」の犠牲者のため墓地に建てられたドーム形の霊廟(れいびょう)だ。霊廟には窓とエアコンが付いており、上の階の部屋は、巨大な肖像画や写真が飾られ、風船やおもちゃ、犠牲者が好んだ銃や車のモデルで満たされ、家族らが座り故人を悼む場所となっている。

 麻薬王たちは、地域を助けるためにばらまく富やその権力により、年長のシナロアの人々や麻薬をおしゃれなものだと考える若者から尊敬を得ている。

 ハスキーな声と色白な肌をしたシナロア美人、スレマ・ユリア・エルナンデスは、1990年代に刑務所にいる時、麻薬王のトップ、ホアキン・「ショーティ」・グスマンの目に留まった。

 出所すると、エルナンデスはグスマンのカルテルのために働きながら豪華な生活を送っていたが、そんな暮らしは昨年12月、恐ろしい終わりを迎えた。エルナンデスは殺害され、メキシコ市近くの車の中に捨てられていた。体には「Z」マークが切りつけられていたが、これは、ライバルのカルテル「Zetas」の殺し屋の仕業であることを示唆している。

 クリアカンの新聞の編集者は、名前を明らかにしないことを条件に「こういう人々に近づくのは、依然よりもずっと危険になっている。彼らは組織のボスの言うことを聞かなくなっているからだ」と指摘。「長年、組織には規範があった。組織のファミリーは尊敬されていた。だが、事情が変わった。昨年はそれまでよりもずっと多くの女性が命を落とした」と語った。

2009年 02月 2日 ロイター

メキシコの「麻薬妻」、ハイリスクなぜいたく暮らし

まさにこれは、ゴッドファーザーの世界ではないか!まあ、麻薬の陰には、陰謀論的な人々の存在も噂されるのだが。だが麻薬密売を行って優雅に生活している奴らが堂々と居るのも確かなようですなぁ。どうにかなりませんかねぇ、これ。

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